2017年10月31日

キングズシンガーズで聞くイギリス民謡(5) で聴くイギリス民謡(5)

最終回もまたアイルランド民謡です。
その名は「ロンドンデリーの歌 (Londonderry Air)」、これはマイナーではありませんね。

この歌には長いあいだ二つの疑問がありました。
 @ アイルランド民謡なのになぜロンドンという名前がでてくるのか?
 A なぜ、「ダニーボーイ」の歌詞で歌われるのか?

それらの疑問がWikipediaを見てみたら解かりました。
 以下その要約

  曲のタイトルは北アイルランドの州の名に由来する。この曲はロンドンデリー在住のジェイン・
  ロスにより採譜された。彼女が聴いたのはタイトルも歌詞もない器楽曲としての演奏だったが、
  いつどこで誰から聴いたのかなどについて詳しいことはわかっていない。ロスはこれを音楽収集
  家のジョージ・ペトリに預け、この曲は彼の編纂による1855年発行の「The Ancient Music of
  Ireland」(アイルランドの古代音楽)に収録された。この書物には無名の曲としてリストされた
  が、「ロンドンデリーのジェイン・ロスの収集による」という註がつけられたため、この曲は
  「ロンドンデリーの歌」として知られることとなった
  その後数々の歌詞がこの曲につけられ、中でも特に知られるようになったのは第二次世界大戦で
  家族を戦争に送り出した悲しみを歌った「ダニーボーイ」である。


そんな訳で、キングズシンガーズが歌うダニーボーイをお楽しみ下さい。

           


最後は静かに、美しいハーモニーで終わりましたね。

またもや名曲押売り本舗にお付き合いいただきまして、ありがとうございました。



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2017年10月30日

キングズシンガーズで聞くイギリス民謡(4)

イギリスには有名なコーラスグループがたくさんあります。
キングズシンガーズのほかにもザ・シックスティーン、タリス・スコラーズ、ヒリアード・アンサンブルなど。以前、この押売り本舗でもザ・シックスティーンのミゼレレを取り上げていました。

やはり教会における讃美歌やミサ曲演奏の長い歴史がコーラスの芽を育てているのでしょう。

4回目はアイルランド民謡の登場。
選んだのは「The Water is Wide」

          

      
 
       川幅が広くて渡ることができません
       私には飛ぶための翼もありません
       ボートをください
       二人を運んでくれるように
       愛する人と二人で漕いでいきます


        ・・・・・・・・・・・・



次回はシリーズ最終回。 あのイングランド民謡を取り上げます。



posted by オンシュガー at 07:14| Comment(0) | 名曲押売り本舗 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月29日

キングズシンガーズで聞くイギリス民謡(3)

ひと口にイギリス、と言っても事情は日本と大きく異なる。
イングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランドとそれぞれの地域がまるで独立国家のよう。ラグビーやサッカーのワールドカップでイングランド代表やスコットランド代表が出て、なぜイギリス代表チームが出ないのか、理解に苦しむ。

イギリス民謡でも各地方に固有のリズムと音階があり、それぞれの方言なども自由に使われているそうである。

今シリーズの3回目はイングランド民謡、「ある朝早く (Early one  Morning) 」です。

                


     ある朝早く、ちょうど朝日が昇る時、
     谷間で娘が歌っていた
     「どうぞ私を裏切らないで、どうぞ私を捨てないで。
     かわいそうなこの娘にどうしてひどい仕打ちをするの」
     
     思い出してあの誓い
     思い出してあずまやを、誠を誓ったあずまやを。
     花環ははなやか、バラは新鮮、
     あなたの額に飾るため、私が庭から摘んで来た。

     あわれな娘はこう歌い、娘は嘆き悲しんだ
     ずっと向こうのあの谷で、あわれな娘はこう歌う。




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2017年10月28日

キングズシンガーズで聞くイギリス民謡(2)

キングズシンガーズは男性6人組のアカペラグループ。

キングズ・カレッジ(ケンブリッジ大学)の学生をメインに創設され、もう40年以上の歴史があります。
日本でいえば慶応大学生で創ったダークダックス、といったところでしょうか。
ダークダックスが一代限りであったのに対し、キングズシンガーズはメンバーを入れ替えながらグループを継続しています。

そのあたりがイギリスの、伝統を重んじるお国柄なのでしょうね。


さて、前回のスコットランドから今回はウェールズ民謡をお届けします。

選んだのは「とねりこの木立 (The Ashgrove) 」です。

         


      向こうの緑の谷間には小川が曲がりくねって流れ、
      黄昏がせまりくる頃私は愁いに沈んでさまよい、
      明るい昼間もただ独り、
      暗い寂しいとねりこの木陰をさまよう。
      そこだったっけ、黒いツグミが陽気に歌っていた時に、
      初めてあの娘と会ったのは、あの娘は私の心に歓び、
      うれしいことに周囲には釣鐘草が咲いていて、
      ああ、その時の私には間もなく二人は別れるなんて思いもよらず。

         ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・



         

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2017年10月27日

キングズシンガーズで聞くイギリス民謡(1)

なぜかイギリス民謡はわれわれ日本人の心にジ〜ンと来ます。アニーローリー、庭の千草、グリーンスリーブスなどなど。
とりわけ馴染み深いのは蛍の光ではないでしょうか。これはれっきとしたスコットランド民謡。
ただし、あちらの国では「昔の友 (Auld Lang Syne)」として歌いつがれています。
  初めのところだけ書きだしますと、

    幼なじみが忘れられようか、
    思い出さずにいられようか。
    むかしの友が忘れられようか、
    そして過ぎた昔の日々が。

      昔の日々のために、愛する人々よ、
      昔の日々のために、
      我らは真心の杯を挙げよう
      懐かしい日々のために。

      ・ ・ ・ ・ ・ ・



今回の名曲押売り本舗ではちょっとマイナーな(と言ってはお叱りを受けるかもしれませんが、)イギリス民謡をキングズシンガーズのコーラスで集めてみようと思います。

第一回はスコットランド民謡、ロッホローモンド(Loch Lomond) からスタートです。

         


           美しい向こうの堤、気持ちの良い向こうの岸辺で、
    ロモンド湖に日はさんさんと輝き、
    私と愛する人は楽しい日々を過ごした、
    あのきれいな、きれいなロモンドの湖。

    ああ、きみは上の道、ぼくは下の道、
    スコットランドに着くのはぼくが先、
    でも思わぬことが起こって心は痛む。
    あのきれいな、きれいなロモンドの湖。

      ・ ・ ・ ・ ・ ・


次回はウェールズ民謡へと進みます。



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posted by オンシュガー at 16:21| Comment(0) | 名曲押売り本舗 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする