2014年12月31日

2014年、明日への言葉


あと半日で1年が終わります。明くる年は戦後70年の節目の年、日本が新しく生まれ変わるきっかけの年となってくれるよう期待したいものです。


今年もつたないブログにご訪問いただきましてありがとうございました。


今年をふり返りながら、ブログに登場した明日への指針となるような「言葉」を取り上げてみました。




123日 「平々凡々たる者、内蔵助」

 諸士の行末に、どのような天運があるかもまた量られぬことである。今日の逆境が未来永劫
 続くとおもうな。昨年の今頃、今日の逆境が思いも寄らぬ事であったと同様に、来年の今頃、
 三年後、五年後の今頃、諸士にどのような天恵の日があるやも知れぬのだ・・・
 その天恵の日にめぐり合ったときの心得を一つだけ言っておきたい。それは囚われるな
 の一語である。過去の研鑽と実績、身分、格式、体面を捨てよ。新たな生きようを選べ。
 さすればその天恵は諸士の掌中の物となろう・・・・


                 



224日 青春の書、ヘルマン・ヘッセの「デミアン」

 すべての人間の生活は、自己自身への道であり、一つの道の試みであり、一つのささやかな
 道の暗示である。どんな人もかつて完全に彼自身ではなかった。しかし、めいめい自分自身
 になろうと努めている。ある人はもうろうと、ある人はより明るく、めいめい力に応じて。


                 



325日  美智子様の「橋をかける」

 生まれて以来、人は自分と周囲の間に、一つ一つ橋をかけ、人とも、物ともつながりを深め、
 それを自分の世界として生きています。この橋がかからなかったり、かけても橋としての機能
 を果たさなかったり、時として橋をかける意思を失ったとき、人は孤立し、平和を失います。
 この橋は外に向かうだけでなく、内にも向かい、自分と自分の間にも絶えずかけつづけられ、
 本当の自分を発見し、自己の確立をうながしていくように思います。
    


            



51日  岡倉天心 「茶の本」

 自分自身が美しくなるまでは、美しいものに近づく資格はないのだ。それで、茶人たちは芸術
 家以上のもの、すなわち芸術そのものになろうと励むことになった。
 それはいわば美意識に昇華された禅だった。完全無欠なものなどは、見つけられさえするなら、
 どこにでも見つかるが、それでは十分ではない。

 利休は好んで次のような古歌を引いたものである。


    花のみを 待つらん人に 山里の 雪間の草の 春を見せばや
                              藤原家隆

 「花ばかりを待っている人たちに見せてやりたいものだ、雪に埋もれた山の中で萌いでようと
  している草の芽に潜んでいる満開の春を」



                 




520日  「家庭内の民主主義を考える

 多少の矛盾や強制があったとしても、正に話合いで場合に依っては少数派の勝利を認める

 意見の統一を図るという微温的な部分を残して置かなければ、決して家庭の暖かさや家族の自
 然な情愛などは生まれて来ないであろう。




                 


8月28日   藤原正彦の「遥かなるケンブリッジ」

 古くからの誇るべき文化や美しく繊細な情緒を有し、伝統と現代を巧く調和させ、豊かで犯罪

 の少ない社会を作った日本は、混迷の世界を救う、いくつかの鍵を持っている。そのうえ、平

 和や軍縮を語る時には平和憲法が強みになろうし、人権を語る時には白人でないことが有利と

 なろう。地球環境の保護については、得意技の高度技術が役立つだろう。

 日本は軍事力なきリーダーとなる資格を充分に具えている。そろそろ経済至上主義から脱皮し、

 世界のリーダーを目指すべきと思う。




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では、よいお年をお迎え下さい。


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posted by オンシュガー at 12:00| Comment(4) | 木の国から U | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

年越しそば打ち


年末の恒例行事、年越しそば打ちです。

そば粉とつなぎ粉をまぜ、二八そばに。

硬めに捏ねて、延ばします。
初めは丸く、
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これをめん棒に巻きつけて、くるくる回しながら延ばすと、
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丸から四角に変わって延びてゆきます。


四角に延びたところ。次に畳むため、半分だけ打ち粉がふってあります。

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3回折りたたんで、包丁で切ります。なかなか均一には切れません。

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これで今年もトシが越せます。

年越しそばの謂われはこんな説も。
  金箔を伸ばすとき、味噌の香りがあると金の延びが悪くなります。そんな時はそばの香りを部屋に籠らせる
  と金箔の延びが戻って良くなるそうです。ここから、

    味噌香(大晦日)は蕎麦で金(カネ)の延びが良くなる。

  このようなたわいもないことが始まりだとか。
  お後は来年がよろしいようで。


posted by オンシュガー at 11:52| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月30日

木辺鏡の引力


昨晩はウツミ先生のお宅へ多くの人が集まりました。

現役の学生4名を含む大学の関係者が8人。先生と小関さん、ワタクシを入れて総勢11名となりました。
小関さんは10月に木辺鏡の望遠鏡を組み立てるのに尽力して下さった方です。
25cmの木辺鏡を見るため、広島、鳥取、長野からおいで下さいました。



5時ころ全員集合、まず木辺鏡を付けた天体望遠鏡を見ます。鏡筒の長さは2m。

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とりあえず近くのうどん屋さんで夕食を。

月も輝いてきました。
今日の集まりを祝福してか、絶好の観測日和です。
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こちらが木辺鏡をつけた天体望遠鏡。

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上弦の月を見ます。

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そのあと二重星団、オリオン大星雲などを見て夜10時ころまで。

先生が宇宙のとりことなるきっかけとなった、小学5年生のときの姫路での講演会のいきさつなども聞かせていただきました。

そしてみんなで記念写真。

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木辺鏡の魅力に惹きつけられて集まった人々でした。




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posted by オンシュガー at 09:16| Comment(4) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月29日

名曲押売り、アンコール(8)


名曲押売り本舗を続けてきましたが最後を締めるのはこの曲しかありません。


テレマンのパリ四重奏曲第6番です。



(2013年03月22日)

名曲押売り本舗 音楽を超えた音楽 パリ四重奏曲


さて、ドイツバロックです。

ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681−1767)は生前、大バッハより人気の作曲家でした。バッハも遠路はるばるテレマンの演奏を聴きに出かけたという記録も残っています。

そのテレマンは46歳のとき8ヶ月をパリで過ごした。そして6曲のパリ四重奏曲を作った。
全曲を演奏すると2時間の大作ですが、今日紹介するのは第6番の最終楽章。つまり2時間の最後を飾るものです。

この曲は「音楽を超えた音楽」と表現させて下さい。
万物の霊長である人類の持つ優しさ、寛容さ、良いところすべてを表している音楽なのです。
聴くたび、いつも感激し涙してしまう、音楽をこえた音楽です。

5分ほどの楽章ですが、過去も未来も、宇宙も、哲学、思想さえつつみ込む音楽に思えます。

では、テレマン作曲 パリ四重奏曲 第6番 6楽章 Modere です。
       

こちらの録音でも、どうぞ。 ブロック・フレーテでなくフルートを使っています。
       


この楽譜は第二次世界大戦の折り、空爆されたがれきの中から奇跡的に見つかったということを、ある演奏会で聞きました。
まさに「運命的」に、今私たちの心を豊かにしてくれるのです。
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第6番の全曲はコチラから。もちろん全曲を通して聞いて頂ければ有難く存じます。(約20分)
                          第1楽章〜第3楽章                   第4楽章〜第6楽章
          



アンコール特集に長らくお付き合いいただきましてありがとうございました。
また来年も名曲押売り本舗をどうぞよろしくお願い致します。


posted by オンシュガー at 17:00| Comment(0) | 名曲押売り本舗 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月28日

名曲押売り、アンコール(7)


映画の中に登場するきれいな音楽も数え切れないくらい沢山。

実在のピアニストを題材にしたオーストラリア映画、「シャイン」の中で使われたこの曲もアンコールです。

ヴィヴァルディの「まことの安らぎはこの世にはなく」は主人公がトランポリンを飛び続ける場面で効果的に使われていました。


昨年、10月2日の記事から。


(2013年10月02日)

まことの安らぎはこの世にはなく




今回の押売り商品はイタリアバロックに戻りビバルディの作品です。

選んだのは「まことの安らぎはこの世にはなく」

      



どこかでお聞きのソプラノではないでしょうか。

映画「シャイン」で記憶をなくした主人公が奥さんとなる女性に出逢い、人生が変わって行く時にスクリーンに流れました。

ソプラノはエマ・カークビー、指揮はクリストファー・ホグウッド。



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